オウンゴールが招いた悲劇 W杯コロンビアvsアメリカ

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オウンゴールとは、自陣のゴールにボールを入れてしまうことです。
それは当然相手の得点になります。

2014年ワールドカップの開幕戦ブラジルvsクロアチアでも、ブラジルが前半開始後すぐのオウンゴールでまさかの1失点をしました。その後ネイマールが2得点、オスカルが1得点を挙げて3-1で逆転勝利を収めましたが、優勝候補と言われるブラジルチームでもオウンゴールはあるのです。

そのオウンゴールが、94年のワールドカップアメリカ大会では、思わぬ悲劇を招きました。

 

オウンゴールが招いた悲劇の射殺事件

 

悲劇は2014年ワールドカップアメリカ大会コロンビアvsアメリカ戦で起こりました。

コロンビアチームはこの大会の優勝候補の一角と目されていました。しかし、初戦の1次ラウンド第一試合・ルーマニア戦を1-3で落としたため、決勝進出するためには次の第2試合アメリカ戦で必ず勝たなければならない状況となりました。

その試合にはコロンビア代表のキャプテン、アンドレス・エスコバルが先発出場していましたが、前半35分に痛恨のオウンゴールをしアメリカに先制点を与えてしまいます
その後もアメリカの追加得点を許したコロンビアは、試合終了際に1点を返すも及ばす1-2で敗戦。この時点でコロンビアの1次敗退が決定しました。


1次敗退が決定したコロンビアチームは、アメリカで解散となりました。選手の多くは、帰国後の国民の非難報復を恐れ、アメリカに留まりましたが、エスコバルは「自分はあのオウンゴールについてファンやマスコミに説明する義務がある」と唯一帰国の意を示しました。

ですがこの決定が、後にエスコバル自身の運命を最悪の結果に招くことになったのです。

 

帰国したエスコバルは後日バーで友人と歓談した後、店を出たところで射殺されました。

一緒にいた友人の話によると、犯人はエスコバルに向かって、「Gracias por el auto gol(オウンゴールをありがとう)」という言葉を口にし、12発の銃弾を一気に打ち込んだのです。

エスコバルは射殺されなければACミランへ移籍する予定でした。まだ27歳という若さで射殺されたエスコバルのニュースは世界中に報道され、「エスコバルの悲劇」として、今もなお語られています。

 

コロンビアvsアメリカ戦 オウンゴールの瞬間動画

 

その時のオウンゴールがこちらです。

オウンゴールを、日本では1990年代前期まで「自殺点(じさつてん)」と呼んでいました。
以前から、「自殺点(じさつてん)」という名前を廃止しようという動きはあり、この事件の後に「自殺点」の呼び名は廃止され、代わりに「オウンゴール」が採用されるようになりました。

 


まとめ

 

この事件はコロンビアがまさかの1次リーグ敗退という結果に対しての報復行為であったと広く信じられていますが、真相はどうだったのか未だあきらかにされていません。

代表の試合があるときは、会社や学校を休んでテレビにかじりついてみるなど熱狂的なファンに支えられているコロンビアチームですが、殺気立ったサポーターが押しかけるスタジアムは、女性や子供が行くには危険なほどだそうです。

当時のコロンビアは世界最悪の殺人発生率の高さがあったことも、この事件に少ながらず関連しているのかもしれません。

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