春霞って何?どうして起こるの?春霞をうたった和歌は?

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春霞(はるかすみ)とは、読んで字の如し、春の霞のことですが、どうして春になると起こるのでしょうか?

また昔は春の季語として和歌で詠まれていたそうですが、どんな和歌があったのでしょう?

春霞について調べてみました。

春霞とは?

春になる頃、山の方や遠くの景色をみるとなんとなく景色がぼやけて見える日が多いですね。

それが昔から春の風物として言われてきた春霞(はるがすみ)という現象です。

学術的な定義は無く、春に霧や靄などによって、景色がぼやけて見える状態を指します。

春霞はどうして起こるの?

春になると、山々の樹木の若葉は地中から水分をたくさん吸い取ります。

そしてそれを大気中に発散させるといった活動が盛んになります。

また桜の花のように虫を呼び寄せるための際立った花を咲かせない樹木が、代わりに樹皮や葉から辺り一面に昆虫の好む香のもととなる樹液等を発散させたりするため、大気中の水分が増えるのです。

それらの水分が、気温の低下などによって微粒子状(細かい水滴)となり、目に見える状態になるため、霞となって景色が曇って見えるのです。

特に昼と夜の温度差でも起こりやすくなります。

最近は黄砂などの微粒子により、日中帯に引き起こされる場合も多くなっています。

黄砂自体は偏西風により以前より飛来しているため、古い文献にある春霞も一部は黄砂を指していたと考えられているそうです。

春霞をうたった和歌は?

平安時代から「春の霞は風物」として多くの和歌などに歌われてきました。

・春霞たなびく山の桜花うつろはむとや色かはりゆく(題・読人不明 古今和歌集 巻第二 春歌下)

【訳】春霞がたなびいている山の桜は、終わりに向かおうとしているかのように色が変わってゆく

・春霞たなびきにけり久方の月の桂も花や咲くらむ(紀貫之 後撰集18)

【訳】春の霞が空にたなびいている。月に生えているという桂の花も、今頃花を咲かせているのだろう

春霞 たなびく山の 桜花 見れどもあかぬ 君にもあるかな(紀友則)

【現代語訳】春霞がたなびく山の桜花のように、いくら見ても飽きないあなたです。

春霞の中の御来光

美しい山頂から見る御来光ですが、やはり霞がかかっていますね。


まとめ

春霞は昔は俳句の季語で使われるように風情あるものだったんですね。

昔より、昼間の空がスッキリしない日が多い気がします。

やはり黄砂などの影響が増えているんでしょうね。

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